初めてライブに行ってきたよと言う話です。
経緯
自分の周りにはTHE IDOLM@STER MILLION LVE!のオタクが多いのだが、自分自身は今までライブ(それに類するイベント事すべて)に参加したことがなかった。
今回の10thライブはツアーであり、Act1(4月:さいたま),Act2(7月:名古屋),Act3(11月:北九州)と言った形で概ね3ヶ月おきに行われていた。
それぞれ知り合いが参戦していたため今年に関しては一気に「ミリオンライブ!」の「ライブ」を意識する機会が普段よりも多かったというところである。(9thまでは基本的には年一回開催が基本であった)
ここまでの経緯があり、ここで時系列はAct4(2024年2月24-25日:横浜)の開催一週間前まで戻る。
「コロナの濃厚接触者となり、ライブに行けない可能性がある」と知人が連絡してきたのだ。
基本的には今回もライブには参加まではしないつもりだったが、こうなってくると話が変わってくる。余ったチケットを譲り受けて自分が代わりに現地参戦するという案が浮かんだ。
その話をした上で、そこからの1週間もし彼がコロナで倒れた際に備え、ある程度予習をしていったわけである。(長年放置していたライブラリ内の曲をちゃんと聞く作業に入った)
ただ、最終的に彼はコロナ陰性で発熱等もなく、無事参戦できた。
そのためこの予習に関しては特に意味をなさなかったわけだが、一度考え出した現地参戦はかなり自分の中で意識することになったのである。
その後数日たった金曜日。こんなのを発見する。
普通に買えるんだ pic.twitter.com/RirS2QMRpa
— huruya (@huruya2100) February 23, 2024
めちゃくちゃ悩んだのだが、結局前日夜(金曜夜)にチケットを購入し、自分のAct-4 Day1現地参加が決定したのである。
総評
めちゃくちゃ良かった。
今までこの手のライブに手を出してなかった理由は何個かあり、
- 基本的に声優を知らず、キャラしか分からない。キャラクターが歌ってるのを見たい
- コール知らん、振り方も分からん、そもそも知らん曲が多い
こんなところである。
ライブという空間だが、演者、自分、(自分以外の)観客との楽曲を通したコミュニケーションの場なのではないかと感じたところである。
アイドルマスター的な表現をするならば、演者はいわゆるアイドル、自分はその担当アイドルのプロデューサーであり、自分以外の観客は同僚プロデューサーと言ったところだろうか。
ことこういったアイドル的コンテンツの場合、いわゆるコールなどは応援という名目で正当化されるが、これは演者だけに向けたものではなく、楽曲という空間?を通した全方向との双方向コミュニケーションが行われるのではないかと感じた。
演者だけに届けるならば自分はそこまでノることは無かったであろう。回り(というか空間全体の観客全員)との双方向コミュニケーションが行われる。自分以外の観客との同じ場、音、視界を共有した上で、「応援」行為は演者に届けると言うよりは自分の「好き」を回りと共有するための手段なのではないかという理解に至った。
なお、これに至った要因を検討したが、自分はLevel7(会場内で一番ステージから遠いものの、ホール内を見渡せるエリア)にいたからでは無いかと感じた。
ソロ曲で同じ色にそろったペンライトの海が揺れるシーンは感動すら覚えるものであった。
(全員俺みたいな奴が作ってるというのはあまり考えたくはないのだが)
また、メタ的な話をするならば、ステージが遠すぎたため演者の顔面は豆粒どころか米粒程度にしか見えず、定評のあるKアリーナの音響はなまじよく、キャラクターボイスで歌唱される歌の方に意識が行きがちだったため、「でも歌ってるの声優じゃん」にならなかったのもある
「ステージの上の人って、だいたい豆粒くらいにしか見えないからな」
「前にパパと行った時なんて米粒だったわよ。」TVアニメ「アイドルマスターミリオンライブ!」 1話より
セトリの感想(抜粋)
ここからはセトリの感想になる。基本的に以下のような感じではあったのでそこまで期待しないでいただきたい。
わかるわからんわかるわかるわからんって感じのユモレスクライブだった
— huruya (@huruya2100) February 24, 2024
Welcome!!
Twitterでみんな来る来る言ってたしさすがに知ってる曲、周年曲の中では割といい曲だと思っている。個人的には開演前になぜか流れてたのでコールの予習とかが出来たのがよかった。
(Day2はBrand New Theater!だったのでそういう意図ではどうやら無かったようだが)
Legend Girls!!
サビだけちょっと聞いたことがある…?っていう程度だった。オタクにはここ二曲が好評だったらしい。
AIKANE?
初見。AKANEかと思ったらAIKANEなんですね。
スペードのQ
コトブキヤでそういやめっちゃ流れてた…アレから一週間たったいま、めちゃくちゃ聞きまくっているのでかなりハマっている。
ツレ曰く「ハマらなかった」そうなので個人差はありそうだが。
STEREOPHONIC ISOTONIC
割とロコは好きなのだが、ちゃんと聞いた曲はIMPRESSION→LOCOMOTION!だけ。
サンプリングでそれが使われてたので、「そういうフェイントをかける演出もあるのか…」となったのだが、家に帰ってCD聞いていたら元から入っていた。聞いていなさすぎである。
Harmony 4 You
何年か前の周年曲。今回は全員曲ではなく何人かのユニットでの披露だった。
基本的に自分はメロディーライン重視で歌詞をそこまで考えたりしない節がある。
この曲の場合それが特に顕著で、イントロ歌唱-Aメロの間の部分(首カックンのあたり?)のメロディーラインが特に好みである。周年楽曲(=全体楽曲である)の新たな形を見せてくれたのもあるが、単純に好きな曲が来たのもありこの辺りからテンションが上がっていくこととなる。
絵羽模様
エミリーのソロ曲。これ自体は初見な上、会場ではそこまで乗ることもなかったのだが、自宅に帰ったあと今回のセトリをプレイリストにして一週間聞く中でかなり好きになった曲であるためここで挙げさせていただく。
そもそも声優の顔が分からないので、後述するEveryDayStarsまで分かってない人が結構いたのだが、郁原ゆうさんに関しては事前に調べていたこともありビジュアルとキャラが一致していたということもある。
あと衣装も良かった。今回利用されたSSR衣装の中では一二を争うところである。(次点はロコ)
あのね、聞いてほしいことがあるんだ
MADのイメージしかない曲だが、木下ひなたに関してはFFに一人熱心なひなたPがいるのと、昨年は壮瞥りんご祭りの影響でフィーチャーされていたこともあり注目しているキャラの一人でもあった。
この後はロリ組が続くことになる。
アニマル☆ステイション!
中谷育の曲。かなりタテ乗り気味なハイテンションな曲である。初見ではあったものの、かなりノリやすかった。
コールアンドレスポンスが多かったので、ちゃんと覚えていたら楽しいのかなと思う
たんけんぼうけん☆ハイホー隊
同じ香川県出身と言うことで大神環推しでもある筆者だが、そう言いつつ知らない曲であった。
前の曲が動物もの。こっちが環らしい探検もの。
前の曲からのつなぎも方向性も似ていたのでいい感じにノって行けた。原義的なセットリストとしてはよく出来ているのではないかと感じる。回収と言った概念は知らん
ただ、いくら香川でも同年代がいないほどのど田舎は無いと思うのだが…徳島・高知ならまだしも
きまぐれユモレスク
この項の最初にあげたユモレスクライブというのはこの曲が元ネタである。この曲の歌詞に「すき きらい すき すき きらい」と行った表現が多発することに起因する。
MS2のソロ曲の中では一二を争うほどの好きな曲。この辺りから軽くステップを踏んでいた。ペンライトを軽く左右に降ってもいたが、意外とみんなやってなくてびっくりした。これはヨコ乗りだろうどう考えても。
ローリング△さんかく
事前に、「反射タイプの三角表示板を持ってくるオタクがいるらしい」とか言う話を聞いてバカ笑いしていたが、実際にライブで回収するとは思っていなかった。基本的にはUOを3本折って三角形にして振るのがセオリーのようである。
M@STER SPARKLE 01は瑠璃色金魚や担当のソロも入っているので聴きまくっており、その中に収録されている本楽曲は馴染みしかないのでめちゃくちゃノレた。三角形だった桃子の角が取れていくという歌詞はこの後のくだりもありジーンとくるところであった。
透明なプロローグ
担当のソロ。百合子のソロでは一番好きな曲なので、テンションが一番上がっていたことは覚えているのだが、もはやそれ以降はあまり考えていなかった気がする。「百合子…こんなにも立派になって…」とか考えていた気がするが、アニメ時空と何か混ざっている気はする。
クルリウタ
曲調としてはホラー系ゾーンが続いたあたりの曲。曲よりドラマCD側の方が有名になっちゃってる気がするが…「担当がシチューになった」は言い当て妙である。
EVERYDAY STARS!!
一気に飛んで(アンコール前)最終曲。各アイドルの口上が入るのがこの曲の特徴なのだが、ちょいちょい改変が入っており、
原曲 | Act-4 | |
---|---|---|
周防桃子 | だって桃子、プロだもん! | だって桃子、楽しいから! |
七尾百合子 | ごめんなさい言い過ぎましたっ! | 言い過ぎなんかじゃありません! |
とかこんな感じ。ローリング△さんかくの項に記載したこの後のくだりというのはこれなのだが、桃子や百合子の10年の軌跡を追っていった感じになっていてうるっときた。
ライブ感の醍醐味はこれかもしれない。
Crossing!
ここからはアンコール。周年曲では今ひとつ影が薄い気がするCrossingだが、歌詞をよく検討してみるとかなりいい歌詞である。Thank You!であったりのこれまでの周年曲の要素も入っており、ミリオンライブ!10年にふさわしい曲でなかったかと改めて再評価するきっかけになったように思う。
アンコールはいったあとの大団円の際に流れたもの良かっただろう。
Rat A Tat!!!
らたた。アニメのOPなので少なくとも12回は聞くことになった曲である。
今考えると印象的な曲であり、ミリオンの新しい世界を開く扉になった曲でもあると言えるだろうか
ミリアニより███アニのほうが先に2期決まったのは何だか腑に落ちないが。
反省点
Day2に行かなかった
正直これはしょうがない。1,2で取ると26000円の出費は正直2/24以前の自分には無理だったし、知り合いに言ってねじ込める隙があったのかは、もはや真相は藪の中である。
UOとかを持って行かなかった
今回は知り合いに貸してもらったペンライトだけで参戦したが、「高まったときにUOを折る」の高まったときと言うのがようやく分かったように思う。TLのオタクのように数百本の購入は必要ないが、1ダースくらいは持っていてもいいように思った(ローリング△さんかくとか来たら1撃3本使うので割と危険だが)
参考
セトリ等参考